研究課題/領域番号 |
18K16270
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
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研究機関 | 大阪医科薬科大学 |
研究代表者 |
藤岡 大也 大阪医科薬科大学, 医学部, 非常勤講師 (50773719)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | パクリタキセル耐性 / 乳癌 / Stathmin / パクリタキセル耐性株 / 乳癌細胞株 / プロテオーム解析 / PKM / ホルモン耐性 / 薬剤耐性 / パクリタキセル |
研究成果の概要 |
本研究では、乳癌細胞株MCF-7(親株)とパクリタキセル(PTX)を用いて、改良型プロテオーム解析を行った。その結果、親細胞株と比較して、いくつかのタンパク質が同定された。特に、有糸分裂に関与し、病状の進行と関連するStathminタンパク質と、糖代謝関連酵素であるPyruvate kinase M1/M2(PKM1/PKM2)の発現である。Stathminは耐性株で発現が上昇し、PKM1およびPKM2も耐性株で発現上昇が認められた。この結果は、耐性を獲得する際に癌細胞で糖代謝が亢進していることを示唆している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究からStathminやPKM1の発現が抗癌剤耐性と関連していることを示すことにより、これらのタンパク質をターゲットとした新規治療薬の開発が期待される。またStathminやPKM1、また特定のmicroRNAの発現変化を診断・予後マーカーとして利用することで、早期の耐性発現を予測し、治療方針を迅速に変更することが可能となる。これにより、患者個々に最適化された治療を提供するための基盤が築かれる。
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