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制御性樹状細胞由来エクソソームによる免疫抑制機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 18K16271
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
研究機関国立研究開発法人国立成育医療研究センター

研究代表者

西尾 佳明  国立研究開発法人国立成育医療研究センター, RI管理室, 共同研究員 (80727347)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2019年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード制御性樹状細胞 / エクソソーム / 移植片対宿主病 / 免疫抑制
研究実績の概要

本研究課題は移植片対宿主病(Graft versus Host Disease: GvHD)における制御性樹状細胞由来エクソソーム(regulatory dendritic cellderived exosome: rDCexo)の免疫抑制能を検討することを目的とした。前年度、C57BL/6(B6)マウス由来T細胞をB6♀×DBA2♂(B6D2F1:BDF1)へ移植するGvHDモデルを想定していることからin vitroにおいてB6マウス由来T細胞とBDF1マウス由来樹状細胞を用いたリンパ球混合反応試験(Mixed Lymphocyto Reaction: MLR)を用いてBDF1由来制御性樹状細胞(rDC)の免疫抑制能を検討した。しかし、BDF1マウス 由来骨髄細胞から分化誘導したrDCはB6マウス由来T細胞を用いたMLRにおいてBDF1マウス由来骨髄細胞から分化誘導した通常の樹状細胞(conventional DC: cDC) によるB6マウス由来T細胞の増殖を抑制しなかった。 そのため、当該年度においてはB6由来rDCexoを用いてB6→BDF1のマウスGvHDモデルにおけるrDCexoの免疫抑制能を検討することとした。 B6由来骨髄細胞から分化誘導したrDCにはMLRにおいてT細胞増殖抑制能が認められ、rDC培養上清からはrDCexoが回収された。更に、回収されたrDCexoを用いたMLRによるT細胞の増殖抑制試験ではT細胞の増殖が抑制傾向にあり、同T細胞のmRNA発現解析ではGvHD誘導の主要因とされる細胞傷害性顆粒であるPerforinおよびGranzyme Bの発現、T細胞増殖因子であるIL-2、炎症促進性サイトカインであるTNFαの発現が低下しており、rDCexoによるT細胞による細胞傷害抑制およびT細胞増殖抑制、炎症抑制能が示唆された。

報告書

(2件)
  • 2019 実績報告書
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2021-01-27  

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