研究課題/領域番号 |
18K16286
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
山田 洋平 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任助教 (60383816)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 小腸移植 / 免疫抑制剤 / 抗ドナー抗体 / ケモカイン / 拒絶反応 / カニクイザル / CD40 |
研究成果の概要 |
2018年に保険収載された小腸移植は、今後需要が増加するものと予測される。しかしながら、従来の免疫抑制プロトコールでの長期成績は満足いくものではなく、新規免疫抑制剤の効果や拒絶反応の早期診断など多くの課題が存在する。本研究では、慶應義塾大学小児外科が開発した、カニクイザル小腸移植モデルを用いて、拒絶反応の診断と新規免疫抑制剤であるCD40阻害抗体の効果判定のプラットフォームの確立を行った。MHCミスマッチのカニクイザルにおける小腸移植における拒絶反応までの平均生存期間は4週間であり、ELISPOTを用いたドナー反応性・抗ドナー抗体の存在・ケモカインレセプターの詳細な解析が可能であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
腸管不全管理の改善による生存率の向上とともに、腸管不全患者の絶対数の増加が予測される。また、2018年に小腸移植の医療技術が保険収載されたことによって、小腸移植を希望される患者が増加してくることが考えられ、その長期成績の改善が期待される。本研究によって、小腸移植の最大の課題、すなわち長期成績不良の主要因の一つである拒絶反応制御に関わるトランスレーショナルリサーチのプラットフォームが確立された。
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