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肝癌関連線維芽細胞を標的とした革新的治療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 18K16299
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分55020:消化器外科学関連
研究機関群馬大学

研究代表者

塚越 真梨子  群馬大学, 大学院医学系研究科, 助教 (60781317)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワード癌関連線維芽細胞 / 肝癌 / Conophylline / 薬剤耐性 / サイトカイン / 癌微小環境 / 肝細胞癌 / 肝星細胞 / コノフィリン
研究成果の概要

本研究では肝癌における癌関連線維芽細胞(CAF)の機能に注目し、CAFを標的とした新たな治療戦略を開発することを目的とした。肝癌検体からCAFを樹立し機能解析を行った。CAFは肝癌細胞株の浸潤・増殖を促進させた。肝星細胞の活性化および線維化を抑制するConophylline(CnP)がCAFを制御する可能性を検討したところ、CnPはCAFの活性化を抑制し、液性因子産生を抑制した。CnPはCAFによる肝癌細胞株の増殖・浸潤促進およびSorafenib耐性を抑制し、腫瘍を縮小させた。これらの結果から、CnPによる線維化抑制作用により、CAFの活性が抑制され、肝癌の進展が抑制できる可能性が示された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

肝癌は予後不良で、明らかなウイルス肝炎感染を伴わない肝癌が増加傾向であり、新たな治療戦略が求められている。近年、癌の微小環境における癌細胞と周囲間質との相互作用の重要性が報告され、癌関連線維芽細胞(CAF)の機能が注目されている。本研究ではCAFの役割を明らかにし、Conophylline(CnP)の線維化抑制によるCAFの制御の可能性を検討し、肝癌に対する新たな治療戦略を開発することを目的とした。研究の結果、CnPによりCAFの活性が抑制され、肝癌の進展が抑制できる可能性が示された。今後、発癌の抑制や既存制癌剤併用による治療効果の増強など、革新的治療に結びつく可能性がある。

報告書

(3件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2019 2018

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 癌関連線維芽細胞の制御に基づいた肝細胞癌の新規治療の開発2019

    • 著者名/発表者名
      山中 崇弘
    • 学会等名
      第57回 日本癌治療学会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] 肝細胞癌における癌関連線維芽細胞を標的とした新たな治療の開発2018

    • 著者名/発表者名
      山中 崇弘
    • 学会等名
      第118回 日本外科学会定期学術集会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2021-02-19  

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