研究課題/領域番号 |
18K16303
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分55020:消化器外科学関連
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
高見 秀樹 名古屋大学, 医学部附属病院, 病院助教 (40723028)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 肝細胞癌 / circular RNA / non-coding RNA / 予後因子 / バイオマーカー / 背景肝 |
研究成果の概要 |
我々はhigh-throughput sequencing (HTS)の手法を用い、肝細胞癌(HCC)で発現するバイオマーカーとして有望な7つのcircular RNA (circRNA)を抽出した。これらは非腫瘍部の肝組織と比較してHCCで発現が低下していた。233例のHCC症例においてPCRを用い、抽出した7つのRNAのうち、5つの発現がHCCで有意に低下していることを確認し、さらにそのうち3つの発現低下はHCCの予後と有意に関連していることが示された。背景の非腫瘍部においては肝炎ウイルスの種類や肝硬変の状況で抽出されたcircRNAの発現に有意差は認められなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Non-coding RNAの一種であるcircular RNA(circRNA)は、micro RNAを抑制的に制御したり、癌の発生に重要な役割を果たすさまざまな転写因子にも影響したりすることで、癌の発生進展に関わる。また、circRNAは直線状のlong non-coding RNA(lncRNA)と比較して安定した環状構造のため、血液中の癌関連バイオマーカーとしての応用が期待できる。本研究で抽出されたHCCにおいて有意な低下を示し、予後とも関連することが示されたcircRNAは根治術後のHCC患者の予後について有望なバイオマーカーとなり得る。
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