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食道癌における新規核酸医薬としてのcircularRNAに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 18K16310
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分55020:消化器外科学関連
研究機関大阪大学

研究代表者

山田 萌  大阪大学, 医学部附属病院, 医員 (00781717)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワードcircular RNA / 治療抵抗性 / シスプラチン / 食道扁平上皮癌 / Circular RNA / non-coding RNA / 薬剤感受性 / 薬剤耐性 / 次世代シークエンス / 網羅的解析 / non-cording RNA / 核酸医薬 / non coding RNA / 治療抵抗性メカニズムの解明
研究成果の概要

食道扁平上皮癌では、治療抵抗性を示し根治に至らない症例を散見する。そこで、治療抵抗性を改善するような新しい核酸創薬の開発を目的に本研究を行った。創薬の鋳型として解析対象としたのはcircular RNA(circRNA)という環状のRNAである。circRNAは遺伝子発現を調節する機能を有し、線状のRNAよりも分解されにくいという特性を持つ。食道癌細胞とそのシスプラチン耐性株でのcircRNAの発現を次世代シークエンサーにて網羅的に調べ、耐性株にて高発現となるCircXを検出した。複数の細胞株での発現パターンや薬剤感受性試験にて再現性が示され、CircXは治療抵抗性に関わる可能性が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

食道扁平上皮癌における治療抵抗性に関わるcircular RNAの候補として同定された。さらなる検証によりcicXが治療抵抗性のメカニズムがあきらかになれば、circXの配列を鋳型に人工合成した環状RNAを用いた治療抵抗性改善薬の開発を目指したい。また、CircXは食道癌組織でも発現が見られ、治療効果や予後を予測するバイオマーカーとしての可能性についても検討の余地がある。

報告書

(3件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 食道扁平上皮癌における治療抵抗性に関連するcircular RNAの網羅的探索2020

    • 著者名/発表者名
      山田萌、田中晃司、山下公太郎、西塔拓郎、牧野知紀、高橋剛、黒川幸典、山﨑誠、中島清一、江口英利、土岐祐一郎
    • 学会等名
      日本外科学会総会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2021-02-19  

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