研究課題/領域番号 |
18K16311
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分55020:消化器外科学関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
水本 拓也 神戸大学, 医学部附属病院, 医員 (60761260)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 膵癌 / 肝転移 / 経皮的肝灌流化学療法 / 抗がん剤 / 灌流化学療法 / オキサリプラチン / ヘモソーバ / 肝灌流化学療法 / PIHP / IA-CALL / イヌ / 肝動注 / 癌治療方法 / 転移性肝癌 / 門注療法 / 抗癌剤 / 血中濃度 |
研究成果の概要 |
本研究では経門脈的経皮的肝灌流化学療法の臨床応用に向けたシステムを構築するため、動物モデルにより薬物血中動態を中心とした基礎的データの収集を目指した。ex vivoにおける検討においては活性炭吸着装置であるHEMOSORBAを用いて体外循環モデルを作成し、細胞外液、ヒト全血を用いてL-OHPの吸着能を検証した。細胞外液中においてもヒト全血中においてもHEMOSORBAは良好なL-OHP吸着能を示した。ビーグル犬を用い、L-OHPを経門脈的に投与し、肝静脈から脱血した血液をHEMOSORBAを通して下大静脈に返血した際の血中薬物動態検証モデルを作成中である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、膵癌に対してoxaliplatin (L-OHP)を用いた多剤併用化学療法の有効性が報告されている。膵癌の転移先として最も多い肝転移に対する治療の確立は喫緊の課題である。経皮的肝灌流化学療法(PIHP)は抗癌剤の高用量投与と有害事象の軽減が可能な肝局所療法として有望な可能性があり、本研究ではL-OHPを用いたPIHPの臨床応用に向け基礎的な実験を行った。 本研究では活性炭吸着装置であるHEMOSORBAがヒト全血を用いた体外循環回路内で良好にL-OHPを吸着することを示した。in vivoにおけるL-OHPを用いたPIHPにおける薬物動態を解明すべく、動物モデルを構築中である。
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