研究課題/領域番号 |
18K16312
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分55020:消化器外科学関連
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
森本 昌樹 鳥取大学, 医学部附属病院, 医員 (40808953)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 膵癌 / TAM / TYRO3 / エキソソーム / ホスファチジルセリン |
研究成果の概要 |
本研究では膵癌細胞由来のエキソソームを介したTAM family(TYRO3、AXL、MER)の発現調整機構の可能性に着目するとともに、ヒト膵癌細胞株と膵癌切除検体とを用いてTYRO3の発現および機能を解析した。TAMの発現は膵癌細胞株由来のエキソソームにより発現が増強される可能性が示唆された。本研究では、膵癌細胞におけるTYRO抑制は細胞増殖および浸潤を抑制した一方で、TYRO3過剰発現はそれらを増強した。加えてTYRO3の発現が膵癌患者予後を規定することが示された。TYRO3またはその下流シグナルを治療標的とすることで新たな膵癌治療法の開発につながると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、TAM familyに着目することで、難治癌である膵癌において新たな癌増殖のメカニズムの一端を示した。関連分子の研究をさらに進めることで、膵癌制御の臨床応用につながる可能性がある。
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