研究課題/領域番号 |
18K16345
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分55020:消化器外科学関連
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
小川 康介 東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 助教 (40618112)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 膵癌 / 膵神経内分泌腫瘍 / PDXモデル / 薬剤 / 肝胆膵領域がん / P-NET / NET |
研究成果の概要 |
我々は膵癌4例、膵神経内分泌腫瘍6例、膵SPN1例の患者で、PDXモデルの作成を行った。膵癌で移植した4例中3例で、実験に使用可能な第3世代以降のPDXモデルを作成し、樹立に成功した。さらに膵癌PDXモデル3例中で、2例に肺転移を確認し、自然発生した肺転移を見ることができる系が作成された。これについては現在論文投稿中である。また、希少がんである膵神経内分泌腫瘍2例で第二世代(1cmまで腫瘍を増殖し、次のNSGマウスに移植した段階)まで到達し、次に移植して第3世代を作成できれば、実際の動物実験に用いることができる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
膵癌のPDXモデル3系統の樹立に成功し、自然に肺転移を起こす膵癌のPDXモデル2系統の作成に成功した。また、希少がんである膵神経内分泌腫瘍2系統でのPDXモデル2系統の樹立中であり、人からマウスへの腫瘍移植の次段階である、マウスからマウスへの移植まで成功している。PDXモデルは患者腫瘍の微小環境を忠実に再現していて、動物実験の中でも臨床研究の前段階の前臨床モデルとして重要視されている。これを膵癌と膵神経内分泌腫瘍で樹立したことの社会的意義は大きい。
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