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前臨床マウスモデルを基盤としたスキルス胃がんの多角的治療戦略の開発

研究課題

研究課題/領域番号 18K16346
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分55020:消化器外科学関連
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

島田 周  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 助教 (20609705)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワード胃がん / マウスモデル / 分子標的治療薬 / 分子標的治療 / 免疫治療 / スキルス胃がん / 免疫治療薬
研究成果の概要

スキルス胃がんは予後が悪く、有効な治療方法も確立されていない。我々は独自に開発したスキルス胃がんマウスモデルとその胃がん由来細胞株を用いて、スキルス胃がんのシグナル経路の同定とそのシグナル経路に対する分子標的治療薬の開発を行った。
バイオインフォマティクス解析・免疫組織化学解析によりマウススキルス胃がんではRTK/RAS/MAPK経路が活性化していることが明らかとなり、同経路に対する分子標的治療薬であるMEK阻害剤は特異的にアポトーシスを誘導した。また、ヒト胃がんにおいてもE-cadherin異常細胞はMEK阻害剤感受性であり、ヒトスキルス胃がんにもMEK阻害剤が有効である可能性が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、スキルス胃がんマウスモデルとその胃がん由来細胞株という純粋な実験系を用いて、スキルス胃がんで重要な役割を果たしているシグナル経路の同定とスキルス胃がん特異的に作用する分子標的治療薬の発見につなげたという点で学術的意義がある。動物モデルとその初代培養細胞株を利用するという本研究手法は他のがん研究にも応用できるという点でも重要である。また、予後が悪く、有効な分子標的治療薬がなかったスキルス胃がんに対してMEK阻害剤が著効することを明らかにしただけでなく、前臨床試験としてスキルス胃がんマウスモデルでの薬効評価も済ませており、臨床試験の準備段階にまで至っているという点で社会的意義がある。

報告書

(4件)
  • 2021 研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2023-01-30  

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