研究課題/領域番号 |
18K16347
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分55020:消化器外科学関連
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
呉林 秀崇 福井大学, 学術研究院医学系部門(附属病院部), 助教 (10794589)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 大腸癌 / 肝転移 / Prokienticin2 / 血管新生因子 / 分子標的薬 / PROK2 / PROK2mRNA / Prokineticin2 |
研究成果の概要 |
大腸癌において血管新生因子は肝転移などに関わり予後に寄与する。今回、大腸癌原発巣で血管新生因子であるProkineticin2(PROK2) mRNAが発現し、腫瘍内での血管増生に関わることを見出した。抗PROK2抗体を用い原発巣で免疫染色を行うと、PROK2強発現症例では血行性転移、リンパ節転移が多く、生存率および再発率ともに不良であった。多変量解析でもPROK2は独立再発予測因子であった。さらに大腸癌細胞株にPROK2遺伝子を導入し、マウス脾臓に移植すると、肝転移が増大した。以上、PROK2の大腸癌における再発予測因子(バイオマーカー)や治療標的としての可能性を見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在、大腸癌における全身化学療法は個別化治療として遺伝子型に応じた治療法が行われている。しかし術後再発予防としての補助化学療法については、再発予測としての明確なバイオマーカーは存在しておらず、進行度に応じて一律に行われている現状があり、また化学療法の副作用が問題視される。今回の研究にてPROK2の新規治療薬としての可能性や、バイオマーカーとしての可能性を見出すことができたことは、予後の改善や症例に応じた個別化治療(不要な化学療法の導入回避や,再発高リスク群や予後不良群のpick up)につなげていくことが可能になると考える。
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