研究課題/領域番号 |
18K16361
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分55020:消化器外科学関連
|
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
辻村 直人 大阪大学, 医学部附属病院, 医員 (10804198)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | microRNA / colorectal cancer / miR-1291 / cancer stemness / DCLK1 / 大腸癌 / 核酸治療 / 癌幹細胞 / Dclk1 / MicroRNA |
研究成果の概要 |
癌幹細胞は、自己複製能・造腫瘍能・多分化能を有し、再発・転移の原因となる。癌幹細胞は極めて少数であるが、私達は癌幹細胞濃縮法を開発し、少数の癌幹細胞をstemnessを維持したまま段階的にスケールアップすることに成功した。本研究では、癌幹細胞特異的に発現するDclk1(doublecortin-like kinase 1)を標的とするmicroRNA (miRNA) 候補をin silicoでピックアップして、濃縮法で得た癌幹細胞モデル細胞に効果を示すmiRNAをスクリーニングした結果、癌幹細胞に効果を示す新しい核酸医薬としてmiR-1291を同定した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
核酸医薬による癌治療や癌幹細胞標的治療の開発は非常に有望な医学分野であり、世界規模で研究開発競争が展開されている。癌幹細胞を標的とした核酸医薬の開発は癌幹細胞が集団内に僅かしか存在せず、効果を評価することが困難であることから開発が遅れているが、私たちは、独自に開発した癌幹細胞濃縮法を用いて癌幹細胞を死滅させるmiRNAのスクリーニングを行い、消化管幹細胞マーカーの候補遺伝子であるDclk1を標的とした癌幹細胞に効果を示す新しい核酸医薬 (miR-1291) の同定に成功した。
|