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スフィア形成法を駆使した膵癌幹細胞の機能解析と指標の確立

研究課題

研究課題/領域番号 18K16376
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分55020:消化器外科学関連
研究機関大阪医科薬科大学

研究代表者

清水 徹之介  大阪医科薬科大学, 医学部, 非常勤講師 (00727092)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワードスフィア / S1004A / 膵癌 / 癌幹細胞 / 膵癌幹細胞 / S100A4 / sphere / pancreatic cancer / cancer stem cell
研究成果の概要

本研究ではPANC01よりスフィアを作製し、S1004Aタンパク発現との関連を検証してきた。完全な球形のものではS100A4タンパクが細胞内の一部へ局在する傾向を示した。スフィアではS100A4の発現自体が低下している事も明らかになった。このスフィアの悪性度や性質を細胞浸潤アッセイなどで検証すべく、一度に大量の細胞を作成する必要があった。しかし、無血清培地(Prime XV)の供給が終了し、他の培地では再現性をもって同等のスフィアを作成する事は困難であったため、スフィア作成を軸にした研究は断念せざるを得なくなった。引き続き、関連する研究を模索したが、うまく展開させる事ができなかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

その存在や分離方法が定まっていない癌幹細胞に対し、再現性をもって分離培養しようとする研究であった。無血清培地を用いて、スフィア形成法を確立し、その形態によって構成する細胞の性質が異なるであろう事は確認できた。特にS100A4に関してはE-cadherinとの関連も本研究で指摘できた。E-cadherinはEMTに関連するマーカーであり、癌の悪性度の変化とスフィア形成との関連性が示唆された。当初目的とした膵癌幹細胞の分離・培養には至らなかったが、今後の膵癌治療分野における研究のヒントを得る事ができたのではないかと考える。

報告書

(7件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2025-01-30  

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