研究課題/領域番号 |
18K16380
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分55030:心臓血管外科学関連
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研究機関 | 旭川医科大学 |
研究代表者 |
菊地 信介 旭川医科大学, 医学部, 助教 (80596297)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 内膜肥厚 / 静脈グラフト / 重症虚血 / 末梢バイパス術 / グラフト不全 / 静脈弁 / 末梢動脈疾患 / 下肢動脈バイパス術 / 大伏在静脈 / 弁 / バイパス術 / 血行再建術 / 閉塞性動脈硬化症 / 自家静脈 / グラフト狭窄 / 下肢動脈疾患 / 重症虚血肢 |
研究成果の概要 |
生活習慣病が蔓延する中、下肢動脈硬化症を患う患者さんは増えてきている。閉塞した動脈に対するバイパス手術の位置づけは高く、カテーテルで治療が困難な患者さんに行われる。一般的に患者自身の静脈を用いたバイパス手術は長持ちすることが期待される治療であるが、20%程度の患者さんはバイパスの血管に狭窄を起こしたり、血栓をつけたりし閉塞に至る。本研究ではバイパス血管の狭窄に関わる細胞の同定や遺伝子の変化を確認しており、遺伝子変化を制御によってこの問題を解決できるかもしれない。今後の臨床の応用に向けてさらなる検討を重ねる必要がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
末梢動脈疾患に対する外科的血行再建では、大伏在静脈を用いることが多い。しかし、20-30%の割合で、グラフト狭窄を生じ、閉塞に至ってしまう点が臨床上の問題である。本研究課題では、下肢動脈再建に用いられる大伏在静脈におけるグラフト狭窄の原因を同定することを目的としており、前回の若手研究結果から大伏在静脈の弁部にグラフト狭窄と関連するターゲットが存在することを証明した。 静脈グラフトを用いた外科的血行再建は、カテーテル治療が発達する時代でも一定の役割をもつため、グラフト不全の原因となる内膜肥厚の制御により、その治療耐久性は飛躍的に向上することを背景に研究している。
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