研究課題/領域番号 |
18K16395
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分55030:心臓血管外科学関連
|
研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
中村 玉美 山口大学, 医学部附属病院, 診療助教(4日/週) (40815669)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | 間葉系幹細胞 (MSCs) / 心筋幹細胞 (CDCs) / エクソソーム / 低酸素プレコンディショニング / 陳旧性心筋梗塞モデル / MSCs / 虚血性心疾患 / 他家移植 / 間葉系幹細胞 / 細胞シート |
研究成果の概要 |
心不全の症例が増加する我が国において自家・他家幹細胞移植療法が期待されたが、近年、幹細胞が機能的な細胞に分化することは稀で、分泌された成長因子等が内因性の再生を促し、臓器機能を回復させることが判明した。 本研究は当初「心疾患に対する他家MSCs移植」を検討する予定だったが、修正し「MSCsが分泌するエクソソーム」等に関する検討を行った。幹細胞由来のエクソソームは成長因子等を含み、保存や反復投与が可能で、次世代の治療方法として期待される。諸条件を検討した結果、CDCsはMSCより優位だった。CDCs由来エクソソームの投与は陳旧性心筋梗塞モデルの心機能を改善させ、新規治療法に成る可能性を示した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
超高齢社会である我が国において、移植適応年齢を外れる高齢者の心不全は多く、心臓移植に代わる新規治療法の開発が望まれている。幹細胞移植療法が期待されたが、近年、幹細胞が機能的な細胞に分化することは稀で、分泌された成長因子等が内因性の再生を促し、臓器機能を回復させることが判明した。 本研究は「MSCsが分泌するエクソソーム」等に関する検討を行った。幹細胞由来のエクソソームは成長因子等を含み、保存や反復投与が可能で、次世代の治療方法として期待される。検討した結果、CDCsはMSCより優位だった。CDCs由来エクソソームの投与は陳旧性心筋梗塞モデルの心機能を改善させ、新規治療法に成る可能性を示した。
|