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小細胞肺癌におけるHB-EGFの機能解明と新規分標的薬としての応用

研究課題

研究課題/領域番号 18K16418
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分55040:呼吸器外科学関連
研究機関大阪大学

研究代表者

久能 英法  大阪大学, 医学部附属病院, 医員 (80814574)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワードHBEGF / 小細胞肺癌 / 分子標的治療薬 / NET / 神経内分泌腫瘍 / SCLC / BK-UM / CRM197 / 分子標的治療 / HB-EGF
研究成果の概要

HB-EGFは胃癌・卵巣癌において癌細胞の増殖に関わるとされるが、小細胞肺癌におけるHB-EGFの役割は分かっていない。我々はHB-EGFを標的とした小細胞肺癌における役割と新規分子標的治療薬の検討を行った。小細胞肺癌の手術検体を用いた免疫染色で腫瘍部におけるHB-EGF陽性を確認した。さらに小細胞肺癌由来細胞を用いた実験で、q-PCRにおいてHB-EGFの高発現、抗HB-EGF薬であるCRM197の投与による腫瘍細胞の抑制を確認した。動物実験における腫瘍形成実験においてCRM197による腫瘍形成抑制も確認された。HB-EGFを標的とした分子標的治療は小細胞肺癌における新規治療薬となりうる。

研究成果の学術的意義や社会的意義

小細胞肺癌は診断時点で手術不可能な進行癌であることが多く、その治療の中心は化学療法である。しかし小細胞肺癌における化学療法の選択肢はまだ十分とは言えず、新規治療の開発が望まれているが、分子標的治療薬等で有効な報告はまだない。今回我々は小細胞肺癌におけるHB-EGFを標的とした新規分子標的治療薬としての検討を行い、HB-EGFに特異的な抗体を用いることで、小細胞肺癌の増殖抑制効果があることを示した。今後さらなる検討を行い小細胞肺癌とHB-EGFの関係について明らかにする事で、小細胞肺癌の新規治療薬として新たな分子標的薬の一つとなる事が期待される。

報告書

(3件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2021-02-19  

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