研究課題/領域番号 |
18K16424
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分55040:呼吸器外科学関連
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
土肥 良一郎 長崎大学, 病院(医学系), 助教 (00817786)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 空気血管関門 / 脂肪組織由来間葉系幹細胞 / 脱細胞化 / 細胞外マトリックス / 細胞治療 / 肺再生 / 肺胞上皮細胞 / Muse細胞 / 脱分化脂肪細胞 / 共培養 / 血管内皮細胞 / 肺再生医療 / 脂肪由来幹細胞 |
研究成果の概要 |
難治性肺疾患に対する脂肪組織由来間葉系幹細胞を用いた幹細胞治療について、臓器骨格を維持した無細胞の肺間質における幹細胞の三次元培養法を用いて、移植した幹細胞の肺間充組織内における時空間的動態に関する知見を示し、肺胞上皮細胞との複合投与による幹細胞の肺組織への定着率改善の可能性を示した。また、試験管内において間葉系幹細胞と肺胞上皮細胞との複合共培養によって細胞間接合の強化と物質拡散効果を生じ空気血液関門のバリア機能が強化されることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
間葉系幹細胞の細胞源として脂肪組織は重要であり、本研究成果は脂肪組織由来間葉系幹細胞の肺間質における定着率改善へ向けた基礎的研究として、脱細胞化した三次元構造をもつ肺間質内で時空間的動態を一部明らかにした独自性の高い研究となった。将来的に本研究手法が深化し、脂肪由来間葉系幹細胞の肺組織への生着率改善の重要な手掛かりとなる接着因子やニッチ細胞が解明された場合、間葉系幹細胞治療による肺再生治療の実現が期待される。
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