研究課題/領域番号 |
18K16444
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分55050:麻酔科学関連
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研究機関 | 浜松医科大学 |
研究代表者 |
大橋 雅彦 浜松医科大学, 医学部附属病院, 診療助教 (80817792)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 人工心肺 / 水素 / 脳梗塞 / 低体温 |
研究成果の概要 |
心臓大血管手術後の脳障害は発症すると予後を著しく悪化させる。虚血再灌流障害が重要な因子であると言われており、救急や循環器領域で虚血後の脳障害を改善させるといわれている水素ガスの効果を検証した。ラット人工心肺モデルを使用して、sham、コントロール、1.3%水素群の3群において、全脳虚血を作り、生存率と脳梗塞の範囲を計測。生存率と脳梗塞範囲を有意に水素群が減少させた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究はCPB中に人工肺から水素ガスを混合することによって脳障害を軽減し、脳機能を維持するかを立証したものであり、実臨床でも極めて簡便、安価に実行できる有益な方法であると考えられる。脳梗塞を起こしてしまうとその後の生活や医療資源の面でも大きな負担となるため、これをこれまでの臨床に簡単な介入で改善できるのは社会的意義は大きい。しかし、まだ、動物実験での結果であるので、人への応用のためには、安全性と効果との両面でさらなる検証が必要である。
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