研究課題/領域番号 |
18K16449
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分55050:麻酔科学関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
本山 泰士 神戸大学, 医学部附属病院, 特定助教 (10744500)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 慢性痛 / 脳機能的結合 / functional MRI / ケタミン / MRI / functional connectivity |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、慢性痛患者の脳機能的結合とケタミンによる治療効果がどのように関係しているかを明らかにすることである。 当院でケタミンによる治療を受けた慢性痛患者を対象に、有効であった患者と有効でなかった患者の2群に分け、治療前の安静時fMRIデータを比較検討した。 ケタミンが痛みに対して有効な慢性痛患者においては有効でない慢性痛患者に比べて、治療前の内側前頭前野と楔前部との間の脳機能的結合が有意に低いことが明らかになった。また治療前の内側前頭前野と契前部の脳機能的結合強度とケタミンによる痛みの治療効果の間には有意な負の相間があることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年functional MRI(fMRI)でヒト、動物の中枢神経活動に関連した血流動態反応を評価する研究がすすめられており、健常人と比較して慢性痛患者やうつ病患者などで、脳機能的結合が変化している事が報告されている。また近年ケタミンの即効性・持続性の抗うつが世界的に注目されている。さらにケタミンはうつ病患者の臨床症状を改善させ、かつ脳機能的結合の変化を急速に正常化させる事が報告されている。 ケタミンは以前から痛みの治療に用いられているが、慢性痛患者におけるケタミンの脳機能的結合への影響の報告はまだ無く、本研究はその初期の知見になりうる。
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