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臨床応用をめざした科学的なオピオイドレスキュー投与量マネジメントのシステム構築

研究課題

研究課題/領域番号 18K16456
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分55050:麻酔科学関連
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

杉山 洋介  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (10773054)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
キーワードオピオイド / 血中濃度 / オピオイド血中濃度 / がん性疼痛
研究成果の概要

オピオイドを使用している患者を対象に疼痛と血中濃度の変動との関連性を調査した。オピオイドの血中濃度を高速液体クロマトグラフィーにて測定するための内部標準物質を同定し、測定した。オピオイドの投与量とオピオイドの血中濃度とは相関するが、疼痛スコアとオピオイドの血中濃度との間には相関関係が確認できなかった。
がん性疼痛患者の血中濃度の変動は疼痛が軽度の時と比べて中等度以上(NRS4以上)の時ではオピオイドの血中濃度が半分程度までに低下していることが確認された。オピオイドの血中濃度を測定し、シュミレーションすることはより適切なオピオイド投与量を設定し、患者の疼痛コントロールに貢献することが期待できる。

研究成果の学術的意義や社会的意義

がん性疼痛に医療用麻薬を使用する場合には副作用と有効性のバランスをとることが重要である。これまで、痛みは患者自身でしか評価ができなかったため、鎮痛に必要な量は患者の主観的評価にのみ基づいて調整していた。今回の我々の研究では医療用麻薬の血中濃度を測定することで疼痛を緩和するための必要量を客観的に評価できる可能性を見いだした。今後、血中濃度を測定することで目的とする鎮痛効果を得るための投与量をシミュレーションし、早期の鎮痛および、過剰な投与に伴う副作用を予防することに貢献できる可能性がある。

報告書

(3件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2021-02-19  

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