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ヘルペスウイルスを用いた痛みの遺伝子治療の有用性と開発応用

研究課題

研究課題/領域番号 18K16469
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分55050:麻酔科学関連
研究機関旭川医科大学

研究代表者

神田 恵  旭川医科大学, 医学部, 講師 (50516820)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワード慢性疼痛 / 遺伝子治療 / ウイルスベクター / ヘルペスウイルス / 疼痛 / 神経障害性疼痛 / GABA / GAD67 / ベクター
研究成果の概要

近年の医学の躍進により、遺伝子治療はさまざまな領域で注目されている。中でも、ウイルスベクターを用いた遺伝子治療は、一部の分野において国内でも開始されている。しかしながら今のところ、神経障害性疼痛に対する遺伝子治療は確立されていない。
これに対して我々は、これまでに痛みの遺伝子治療の有用性や、神経障害性疼痛の機序を解明する研究成果を報告してきた。さらに本研究では、グルタミン酸デカルボキシラーゼ(GAD)67を発現させ脊髄後角のγ-アミノ酪酸 (GABA) 合成を促進するヘルペスウイルスベクターを用いた遺伝子治療の有用性を明らかにし、その鎮痛機序の一部を解明することが出来た。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究によって、神経障害性疼痛に対するヘルペスウイルスベクターの有用性と鎮痛機序を明らかにすることが出来た。今後、さらに本研究で得られた成果を発展させて神経障害性疼痛のメカニズムを明らかにし、ウイルスベクターを用いた痛みの遺伝子治療の有用性と安全性を証明していくことは、新たな痛みの治療法の開発と臨床応用に繋がっていくであろう。
従来の薬物療法や神経ブロックによる治療とは異なる遺伝子治療という新たな治療戦略を社会にもたらすことは、国民の多くが患っている難治性疼痛の痛みの改善と、患者のQOL(生活の質)の改善に大いに貢献すると考えている。

報告書

(3件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2020 2018

すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [雑誌論文] al Vector-Mediated Gene Transfer of Glutamic Acid Decarboxylase for Chronic Pain Treatment: A Literature Review.2020

    • 著者名/発表者名
      Kanao-Kanda M, Kanda H, Liu S, Roy S, Toborek M, Hao S.
    • 雑誌名

      Human Gene Therapy

      巻: 31 号: 7-8 ページ: 405-414

    • DOI

      10.1089/hum.2019.359

    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
  • [学会発表] Peripheral role of anti-allodynia produced by HSV vectors mediating GAD67 in HIV-related neuropathic pain in rats2018

    • 著者名/発表者名
      Megumi Kanda
    • 学会等名
      American Society of Anesthesiologists annual meeting
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
    • 国際学会

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2021-02-19  

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