研究課題/領域番号 |
18K16473
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分55050:麻酔科学関連
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
國分 宙 千葉大学, 医学部附属病院, 助教 (50782695)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | オピオイド / 痛覚過敏 / 小胞体ストレス / 吸入麻酔薬 / オピオイド誘発性疼痛過敏 / 変異BiPノックインマウス / 化学シャペロン / シャペロン / マウス / 虚血 / 低酸素 |
研究成果の概要 |
当初の計画とは異なるが、野生型マウスにレミフェンタニルを間欠的に投与することによって、疼痛過敏モデルマウスを作製し、オピオイド誘発性疼痛過敏(opioid induced hyperalgesia:OIH)に対する小胞体ストレスの影響について実験を行った。疼痛過敏モデルマウスに、Sodium phenylbutyrate (4-PBA)やTauroursodeoxycholic acid (TUDCA)といった化学シャペロンを投与することによって、疼痛過敏を抑制する可能性が示唆された。 また、吸入麻酔薬による神経保護作用および神経毒性と小胞体ストレスについても研究を行い、論文として公表した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
オピオイドはがん疼痛などに非常に有用な鎮痛薬であるが、乱用による中毒や副作用が問題となることもある。オピオイド投与によって誘発される疼痛過敏(opioid induced hyperalgesia:OIH)は、まだメカニズムが不明な部分も多く、治療法も確立されていない。我々の研究は、OIHと小胞体ストレス反応の関連を明らかにし、化学シャペロンの投与によってOIHが抑制される可能性を示唆している。
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