研究課題/領域番号 |
18K16476
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分55050:麻酔科学関連
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研究機関 | 浜松医科大学 |
研究代表者 |
植田 広 浜松医科大学, 医学部附属病院, 助教 (40748498)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 蛋白結合率 / 平衡透析 / レミフェンタニル / 臨床使用中 / 臨床 / 人工心肺 / 質量分析 |
研究成果の概要 |
レミフェンタニルの蛋白結合率は、医薬品添付文書によると約75%とされている。これは、実際の手術中の測定結果ではない。本研究では、臨床使用中(実際に手術を受けている患者)の血液中のレミフェンタニルの蛋白結合率がどの程度であるのかを測定した。 平衡透析法により蛋白に結合していない分画(遊離分画)を分離して蛋白結合率を測定すると、臨床使用中の患者血漿中レミフェンタニルの蛋白結合率は約25%であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
薬剤は蛋白に結合していない分画が薬効を示す。試験管内でレミフェンタニルを血漿蛋白に結合させた場合、75%が蛋白に結合し、残る25%が薬効を示すと言う結果だが、本研究では臨床使用中には血中で蛋白に結合しているのは25%程度であり、残る75%が薬効を示す、という結果となった。これは、レミフェンタニルの薬効が実は想定よりも強いかもしれない、と言う可能性を示唆するものである。
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