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慢性疼痛に対する新たな鎮痛法開発を目指したTRPV3チャネル抑制機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 18K16502
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分55050:麻酔科学関連
研究機関産業医科大学

研究代表者

堀下 玲子  産業医科大学, 医学部, 非常勤医師 (40746658)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード慢性疼痛 / TRPV3チャネル / 局所麻酔薬 / TRPV3抑制機序 / 新たな鎮痛薬 / 温度感受性受容体 / TRPV3チャネル抑制機序
研究成果の概要

TRPV3チャネルは炎症性疼痛の発生・進展に深く関与することが示されているが、TRPV3チャネルの調節機構については不明な点が多い。慢性疼痛に対する新たな鎮痛薬・鎮痛法開発に貢献するために、局所麻酔薬を利用してTRPV3チャネルの抑制機構を分子レベルで解明することを目的として研究計画を立てた。その結果、局所麻酔薬は濃度依存性にTRPV3チャネル機能を抑制するが、これらの抑制機序は細胞内シグナルによらず、電荷型局所麻酔薬が細胞外からTRPV3チャネル透過孔へ作用することによって抑制効果を発揮することが示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

炎症性疼痛や神経障害性疼痛を成因とする慢性疼痛は、その複雑な病態のため現存する鎮痛薬では治療困難な例が多く、新たな鎮痛薬・鎮痛法の開発が強く望まれている。TRPV3チャネルは炎症性疼痛の発生に深く関わることが示されているが、その活性化調節機構については未だ明らかにされていない。局所麻酔薬を利用して、TRPV3チャネルの新たな抑制機構を発見した我々の研究結果は、慢性疼痛発生に重要な役割を持つTRPV3チャネルをターゲットにした新たな鎮痛薬・鎮痛法の開発につながることが期待される。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 局所麻酔薬は温度感受性TRPチャネルサブファミリー、TRPV3機能を抑制する2018

    • 著者名/発表者名
      堀下玲子、堀下貴文、南智子、緒方裕一、川﨑貴士
    • 学会等名
      日本麻酔科学会第65回学術集会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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