研究課題/領域番号 |
18K16519
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分55060:救急医学関連
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
菊池 聡 愛媛大学, 医学系研究科, 准教授 (00467854)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 敗血症 / AMPK / 骨格筋 / AMPK / 肝臓 / 臓器障害 |
研究成果の概要 |
敗血症は感染に対する宿主生体反応の調整不全による生命を脅かす臓器障害である。我々は宿主生体反応の調整不全には、代謝の中心的役割を果たすAMP活性化プロテインキナーゼ(AMPK)が大きくかかわっていると考えた。骨格筋は肝臓や消化管のような内臓とは異なるが大きな臓器である。骨格筋は代謝にも大きく関与し、敗血症後のマウスが運動するだけで予後がよくなるという報告もある。この予後改善には我々が研究してきたAMPKが関与するのではないかと仮説をたてた。骨格筋にAMPKを過剰発現させ、活性低下させたマウスを用いて生存率や全身の炎症反応や組織への好中球浸潤などを確認したが有意差は認めなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回の研究で骨格筋にAMPKを過剰発現させ、活性を低下させたAMPK-DNマウスを使用した。AMPK-DNマウスでは盲腸結紮穿刺モデルによる敗血症後の生存率に有意差を認めなかった。全身の炎症反応や、組織の好中球浸潤を見ても、有意差を認めなかった。AMPKにはα、β、γのサブユニットを有し、AMPK-DNではαの活性は高率に低下させているがβやγの活性は残存しているといわれ、この活性の残存が完全にAMPKの活性を落とせていないことが原因と考えられた。
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