研究課題
若手研究
悪性グリオーマは原発性脳腫瘍の中でも頻度が高く、その予後は依然として極めて不良である。腫瘍溶解性ウイルスは悪性グリオーマに対する新たな治療法として期待されている。本研究では、腫瘍溶解性ウイルスを従来の遺伝子工学的操作による手法ではなく、in vivoで継代することによって作成し、より効果的な治療効果を持つ腫瘍溶解性ウイルスの開発を試みた。継代した腫瘍溶解性ウイルスは、親株と比較して毒性が強くなることはなく、またより強力な効果をもつ可能性が示唆された。さらにデータを積み重ねるため、今後も研究を継続していく。
他臓器の悪性腫瘍において、非常に効果的な治療法が開発されている一方で、悪性グリオーマの予後は集学的治療を行っても、依然として極めて不良である。腫瘍溶解性ウイルスは悪性グリオーマに対する新たな治療法として期待されているが、より強力な腫瘍溶解性ウイルスが開発されれば、悪性グリオーマの新規治療法として、研究や臨床においてbreakthroughになりうる。
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すべて 雑誌論文 (9件) (うち査読あり 9件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (116件) (うち国際学会 6件)
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