研究課題/領域番号 |
18K16565
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56010:脳神経外科学関連
|
研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
中村 大志 横浜市立大学, 附属市民総合医療センター, 助教 (60771615)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
中途終了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 中枢神経原発悪性リンパ腫 / DNAメチル化 / NF-kB pathway / リン酸化p65 / PCNSL / TERT / NF-κb / DNA methylation / テロメア伸長 / テロメラーゼ非依存性テロメア伸長 / 薬剤感受性 / リンパ腫 |
研究成果の概要 |
Primary CNS lymphoma (PCNSL)の腫瘍組織を集積し、臨床情報と併せて本研究の対象とした。 併せて研究協力者が樹立したPCNSL腫瘍細胞株を利用してNF-kB pathwayが腫瘍で活性化していることを見出しなかでもNF-kBのサブドメインp65がPCNSLにおいて主要な役割を果たすことを同定した。そこからp65及び核内に移行し標的遺伝子の発現調整に関与する状態であるリン酸化p65が悪性度を規定するか検証した。タンパク発現を安定的に評価できる条件設定を行い、網羅的メチル化状態及を解析し、複数の鍵となる遺伝子変異と併せてリン酸化p65発現量の関連や予後への関連を調べた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
PCNSLにおいてNF-kB pathwayが腫瘍において恒常的に活性化し,なかでもcanonical pathwayに依存している結果を得た上でそのサブドメインであるp65のリン酸化状態の発現が核内移行し標的遺伝子を活性化させることを明らかにした。集積した症例についてNF-kB pathwayの恒常的活性化及びリン酸化p65の発現がPCNSLの予後を規定していないことが示された。一方で、壊死や腫瘍境界部分での活性は腫瘍の浸潤性と関与しておりより詳細な発現評価が臨床においてもインパクトを示すことが示された。
|