研究課題/領域番号 |
18K16569
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56010:脳神経外科学関連
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
柴原 一陽 北里大学, 医学部, 講師 (30791016)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 膠芽腫 / 全エクソームシーケンス / 播種 / エクソーム解析 / RNAシーケンス |
研究成果の概要 |
膠芽腫は極めて予後不良の脳原発悪性腫瘍である。播種再発は膠芽腫における治療困難な病態であるが、播種病態を明らかにする臨床検体がないため、これまで解析が進んでいなかった。本研究で、膠芽腫播種病態を明らかにするために、初回播種膠芽腫という稀少検体に注目した全エクソームシーケンスを行った。この稀少病態の遺伝子変異背景を明らかにすることができ、さらに播種病態解明のための新たな研究の立案にも繋がった。今後のマルチオミックス解析により、播種病態に関与する分子機構の解明が期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
膠芽腫は脳原発悪性腫瘍であるため、検体採取が極めて侵襲的である。これまで限られた検体で膠芽腫の病態解明を行わなければならなかった。さらに、播種病態は、腫瘍細胞が中枢神経系に散らばる病態であり、播種状態の検体採取は不可能であった。本研究では、独自の視点から、播種病態の検体採取を可能とし、且つ、その病態解明を試みる初めての研究である。当初は全エクソームシーケンス解析のみで病態解明が可能と考えていたが、マルチオミックス解析が急速に浸透している昨今、この播種病態研究においても同手法は必須である。本研究における独自のサンプリングを駆使し、播種病態解明をできる研究を進めることができている。
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