研究課題/領域番号 |
18K16589
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56010:脳神経外科学関連
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研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
高口 素史 佐賀大学, 医学部, 病院助教 (20794324)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 非対称分裂 / Glioma stem-like cell / 悪性脳腫瘍 |
研究成果の概要 |
腫瘍幹細胞は、非対称分裂と対称分裂を使い分けることで、幹細胞性の維持と腫瘍組織の不均一性のバランスをとり、様々な環境に適応する。それが腫瘍形成や増殖、さらには放射線治療や薬物治療に対する抵抗性に深く関わっている。分裂機構を制御して、腫瘍組織から腫瘍形成能を有する腫瘍幹細胞をできる限り排除し、より分化した細胞集団に導くことが有効な治療法のひとつと考えられる。我々は、BMP4の幹細胞性を阻害する作用について検討した。BMP4投与により非対称分裂が誘発されることで、細胞集団の中で幹細胞性の低い細胞の割合が増えていると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
悪性神経膠腫幹細胞の非対称分裂を誘導することにより、幹細胞を分化へ導くことが有効な治療の手段となりうる可能性がある。BMP4が分裂で生まれた二つの娘細胞のCD133の非対称分布をもたらすことを示した。
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