研究課題/領域番号 |
18K16596
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56010:脳神経外科学関連
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
西本 真章 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (50815082)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | germinoma / solitary fibrous tumor / hemangiopericytoma / tumor immunity / immune checkpoint / PD-1 / PD-L1 / tumor microenvironment / Germinoma / Solitaly fibrous tumor / Hemangiopericytoma / Tumor immunity / Tumor microenvironment / Immune checkpoint / solitaly fibrous tumor / 頭蓋内孤発線維性腫瘍/血管周皮腫 / 胚細胞腫瘍 / 免疫チェックポイント関連分子 |
研究成果の概要 |
本研究は治療法が確立されていない難治性の希少悪性脳腫瘍に対する新規治療の開発を目的として、主に頭蓋内孤発線維性腫瘍/血管周皮腫(SFT/HPC)や胚細胞腫瘍において腫瘍免疫(自身の免疫力によって腫瘍の増大を抑える機構)との関連性を解明するための研究が行われた。 研究の結果として、SFT/HPCまたは胚細胞腫瘍の患者の臨床経過と、腫瘍微小環境(腫瘍免疫に関わる分子や腫瘍免疫の働きを抑制するような分子がどうなっているか)との関連を証明し、それぞれ世界で初めて論文として発表した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
SFT/HPCや胚細胞腫瘍のような難治性希少腫瘍疾患は研究対象が非常に少なく、特に再発難治例に対する代替治療が確率していないため、治療法の新規開発が急務であると考えられている。 本研究の結果は、このような疾患に対する免疫チェックポイント阻害薬(腫瘍免疫を抑制するような分子の活動を抑え、腫瘍免疫の効果を発揮させる治療薬)の可能性を見いだす価値のある研究結果であり、SFT/HPCや胚細胞腫瘍に対する免疫チェックポイント阻害薬を用いた治験を行うための礎となる重要な研究となったと考える。
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