研究課題/領域番号 |
18K16597
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56010:脳神経外科学関連
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
大倉 英浩 順天堂大学, 医学部, 非常勤助教 (60384046)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 神経膠芽腫 / Cdc42 / ML141 / MRIガイド下収束超音波治療 / Pak1 / FUS (Focused Ultrasound) / 浸潤抑制 / 遊走抑制 / 増殖抑制 / MRIガイド下収束超音波法 |
研究実績の概要 |
Rho family G-protein であるCDC42を特異的に阻害するML141の神経膠芽腫に対する抗腫瘍効果をみた。これまで、ML141の抗腫瘍効果は、in vitroで細胞増殖抑制効果、細胞遊走抑制効果、細胞浸潤抑制効果が認められた。そこで、マウス脳腫瘍モデルを用いた、in vivoでの抗腫瘍効果調べた。10mg/KgのML141を腹腔内投与しcontrolと比較してbioluminescenceを用いて腫瘍抑制効果を評価した。P=0.791と腫瘍縮小効果は認められなかった。そこで40mg/Kgへdoseを上げたが、P=0.552と腫瘍抑制効果は認めなった。10mg/Kg投与における、Kaplan-Meier生存曲線を用いた生存期間延長効果はP=0.29と認められなかった。40mg/Kgと投与良を増加したが、P=0.449と生存期間延長効果認めなかった。そこで、MRIガイド下収束超音波治療(FUS)を用いて、Kaplan-Meier生存曲線における、ML141投与群とML141+FUS群で延長効果を調べたがP=0.816と生存延長効果は認めなかった。FUSは、施設の都合で週一度の頻度であり、さらに頻度を上げて検証する必要があると考えられた。その後施設や人的資源の都合でin vivo実験は行われていない。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
MRIガイド下収束超音波治療の施設では多くの研究が行われており、本研究の追加実施を行うことが施設利用枠の関係や人的資源不足の点で現時点では難しい状態であるが、施設との交渉を行い遂行していく予定である。同時に論文作成にもとりかかる予定である。
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今後の研究の推進方策 |
MRIガイド下収束超音波治療の施設では多くの研究が行われており、利用枠の関係上、本研究の追加実施を行うことが現時点では難しい状態であるが、現地施設との交渉を行い遂行していく予定である。同時に論文作成を行い、in vivoでは有意差が出ていることを強調して発表していく方針である。
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