研究課題/領域番号 |
18K16606
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
佐々木 英嗣 弘前大学, 医学研究科, 助教 (60587038)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 変形性膝関節症 / 疫学 / 早期 / バイオマーカー / 滑膜炎 / 半月板 / MRI / 骨髄病変 / メタボローム / 早期病変 / 半月板損傷 / 肥満 / 予防 / 危険因子 / レントゲン / 有病率 / 疫学研究 / 縦断研究 |
研究成果の概要 |
岩木健康増進プロジェクト健診での早期膝OAに関する疫学研究を進めた。有病率の算出に加え、MRIを用いた病態解析を進めることにより、早期OAの特徴として、骨髄病変や半月病変、滑膜炎が症状に直結した重要な因子であることが明らかとなった。また、骨髄病変には低骨密度と高骨代謝回転に加え、脛骨内反アライメントが関連していた。滑膜炎の程度は弱かったものの、正常よりも高く存在し、1年後の筋両低下に影響を与えていた。さらに半月板はOA進行を予測する上で最も感度の高い所見であった。現在もバイオマーカー探索、病態解明に向けて縦断解析を継続して行っている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により得られた成果は早期膝OAの実態を明らかにしたことにあり、本疾患概念を啓蒙していく上で非常に重要な基礎データになる。また、早期OA該当者には、予防的介入が必要であるという意識づけを行うことができ行動変容の動機付けになると期待している。さらに詳細な病態解明から骨粗鬆症や脛骨骨形態、炎症との関連も明らかになってきており、患者全体の状態を把握しての治療介入や計画において重要な根拠が得られたと考えている。
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