研究課題/領域番号 |
18K16608
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
稲毛 一秀 千葉大学, 大学院医学研究院, 助教 (80793629)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | バランス能力 / 脊柱後弯症 / SRS-Schwab分類 / 片脚立位時間 / ロコモ度テスト / 筋量 / 立位バランス / Sagittal Vertical Axis / 立位バランススコア / 立位バランス能力 / 脊椎アライメント / 脊椎変性後弯症 / サルコペニア / 骨粗鬆症 |
研究成果の概要 |
本研究は,バランス能力と脊柱後弯症の関係を調査するために運動機能分析装置を用いて測定した立位バランススコアと,脊椎レントゲンの主要パラメーター(SVA,PI-LL,PT)との相関関係を検討した.また,立位バランススコアと下肢および体幹筋量等との相関関係も検討した.2018-2020年度の研究期間において総対象患者数 419名を対象とし研究を行った.結果として,立位バランススコアとすべてのパラメーターとの間に有意な相関関係を認めなかった.一方でサブ解析により,PTと体幹および下肢筋量に弱い負の相関関係を認めた.従って,脊椎後弯症には体幹および下肢筋量が関与する可能性が示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究においては,バランス能力と脊椎後弯症の相関関係は実証できなかった.一方で,脊椎後弯症と体幹および下肢筋量が関連することが明らかになった.このことは,理学療法で筋量を維持することにより,脊椎後弯症の発症や進行を予防できる可能性を示唆するものである.すなわち,本知見を基に新たな脊椎後弯症の発症や進行予防のための理学療法を開発すれば,特に高額である脊椎後弯症の手術療法の回避ができる可能性があり,医療費削減にも大きく役立つものと考える.
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