研究課題/領域番号 |
18K16610
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
日山 鐘浩 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 非常勤講師 (90815789)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 半月板 / 再生 / 炎症 / 滑膜線維芽細胞 / 損傷後修復 |
研究成果の概要 |
マウスの半月板は、内縁部まで至る切除を行なっても再生することが、経験上知られている。マウスにおける半月板再生過程の解析から得られる知見は、ヒト半月板再生のヒントを与えてくれるとの考えの下、内側半月板前方1/2切除後の再生過程の詳細な解析を行なった。その結果、半月板の再生のプロセスは、炎症、構造体の再構築、軟骨分化3ステージが、決まった時間軸で生じることで生じることを示した。それぞれのステージは、前のステージで起こる反応が起点となっているとの仮説から、本研究では、隣接滑膜で観察された急性炎症が、その後に観察される切除部位への線維芽細胞の集積に必須であるか否かの検証を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヒトと異なり、マウスの半月板は、内縁部まで至る切除を行なってもある一定の期間後、元の大きさと形で再生することが、経験上知られているが、マウスの半月板再生の分子メカニズムを詳細に解析した先行研究は渉猟した限り存在しない。本研究では、マウスで観察される半月板再生のプロセスを詳細に解析することにより、ヒトにおける半月板再生医療の開発のための新しい学術的基盤を構築することを目指す。
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