研究課題/領域番号 |
18K16630
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
井上 裕章 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (60457968)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 軟骨 / SIRT1 / 温熱ストレス / Sirt1 / HSP70 / 軟骨代謝 / 変形性関節症 / 老化 |
研究成果の概要 |
OAの病態として加齢が重要であり、長寿遺伝子SIRT1の発現低下による細胞老化が関与している。HeLa細胞においてSIRT1の過剰発現は軟骨保護効果のあるHSP70の発現を増加させることが報告されている。軟骨細胞においてもSIRT1の過剰発現させることでHSP70の発現は増加した。SIRT1の過剰発現と温熱ストレスを組み合わせることでHSP70の増加を強化することができた。またSIRT1の導入により温熱ストレスによるCell Viabilityの低下と細胞毒性の増加をキャンセルすることができた。加齢によるSIRT1の発現や機能低下を改善できればHSP70を介して軟骨保護につながる可能性がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の目的はSIRT1の軟骨細胞におけるストレス応答機構への関与を明らかにすることである。軟骨細胞におけるSIRT1とHSP70を介したストレス応答の変化を解析することで、SIRT1の発現量に応じてストレス刺激を調節するテーラーメイドOA治療の開発につながる。
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