研究課題/領域番号 |
18K16634
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
金 栄智 順天堂大学, 医学部, 非常勤助教 (40808432)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 骨軟部肉腫 / 免疫状態 / 単球性骨髄由来サプレッサー細胞 / T細胞免疫グロブリン・ムチンドメイン-3 / immunological status / 骨軟部腫瘍 / MDSC / NKG2D / Tim-3 / Immunological status / PBMC / 肉腫 / マルチカラーフローサイトメーター / 免疫モニタリング |
研究成果の概要 |
肉腫非転移群では、単球性骨髄由来サプレッサー細胞(M-MDSC)とT細胞免疫グロブリン・ムチンドメイン-3(Tim-3)+ CD8+ T細胞の発現量が多く、無病生存期間(DFS)の低下と有意に関連し、NKG2D+ CD8+ T細胞の発現量が多いとDFS期間の改善と有意に関連していた。転移群では、M-MDSCs発現と無増悪生存期間(PFS)との間に有意な関連が認められた。この結果は、肉腫患者において、がんに対する宿主の免疫反応が存在することを示唆し、M-MDSCsの発現量が高い場合にDFSとPFSの両者に有意に関連し、予後に強く関連している事を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究データは、肉腫以外の固形がんなどでも報告されているように、末梢血の免疫状態が肉腫患者の予後と関連していることを示唆していた。この結果から、肉腫領域においても固形がんと同様にバイオマーカーや免疫療法を利用した肉腫の新たな治療戦略の開発に役立つものと考えられる。
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