研究課題/領域番号 |
18K16644
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
長沼 靖 山形大学, 医学部, 客員研究員 (10463811)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 腸管免疫 / 関節リウマチ / 腸内細菌叢 / 関節炎 |
研究成果の概要 |
本研究では、関節リウマチ(RA)の発症や再燃予防を目標として、マウスのコラーゲン誘発性関節炎(CIA)モデルを用いて腸管免疫系と腸内細菌叢の解析を行った。CIAモデルを作成後に、CIAの発症前から発症後、寛解後、再燃後と経過を追って免疫細胞を回収し、動態と機能解析を行った。さらに関節組織、血液を採取し、免疫組織学的評価、サイトカイン定量を行った。また、便も随時回収し、次世代シーケンサーを用いて腸内細菌叢解析を行った。免疫細胞、サイトカイン、腸内細菌叢も関節炎の発症、寛解、再燃とともに大きく変動した。特に初発時と再燃時では腸管免疫系の動態が異なることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
関節リウマチは未だ根治的治療法はない。本研究により関節リウマチモデルにおける腸管免疫系の時系列変化が明らかになった。本研究の社会的意義として、将来的に関節リウマチ患者の便を回収、解析することにより特徴的な細菌の存在を明らかとし、関節リウマチの病勢を予測することが可能になると考えられる。また、特に病勢が強い時期に特徴的な腸内細菌を抑制し、腸管免疫を修飾することにより関節リウマチの治療につながる可能性が示唆された。
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