研究課題/領域番号 |
18K16649
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
宇賀治 修平 金沢大学, 医学系, 協力研究員 (90782962)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 脂肪幹細胞 / 再生医療 / 骨再生 / 骨欠損 |
研究成果の概要 |
本研究では、脂肪由来幹細胞(ADSC)と骨形成誘発ADSCシートの両方がラット遠位大腿骨骨幹端骨欠損モデルで骨治癒を促進できるかどうかを調査した。45匹のラットを3つのグループに割り当てた。(1)対照グループ。 (2)ADSCシートグループ。(3)骨形成誘発性ADSCシート群。手術後の毎週のコンピューター断層撮影スキャンの分析、組織学的分析、およびDiIラベリングにより、各グループを評価した。放射線学的,組織学的評価は、穴の一部が手術後4週間でコントロールグループに残存したが、両方のシートグループは完全に復元された。 ADSCおよび骨形成誘発性ADSCシートは、骨欠損部で治癒を促進した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
骨再生医療において骨の欠損は非常に治療難渋し,複数回に及ぶ手術は患者に大きい負担と精神的苦痛を与える.本研究により脂肪幹細胞を用いて骨癒合の促進を促すことができた.脂肪幹細胞自体は非常に簡便に採取が可能で増やすことも可能であり,さらには自己由来の細胞であるために,副作用もほぼないと考えられる.そのためにすぐに利用を開始することができる.今後は実臨床でも使用することを考えていける.
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