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肋骨の骨・軟骨柱を用いた小児成長軟骨帯損傷に対する新規治療法開発

研究課題

研究課題/領域番号 18K16658
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56020:整形外科学関連
研究機関大阪大学

研究代表者

吉田 清志  大阪大学, 医学系研究科, 助教 (50645570)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワード成長軟骨帯損傷 / 肋軟骨柱 / 軟骨再生 / 肋軟骨柱移植 / 成長軟骨 / 再生 / 肋骨 / 骨・軟骨柱
研究成果の概要

小児期の成長軟骨帯損傷は四肢長管骨の変形や短縮をもたらすため、損傷軟骨の再生治療の開発が期待されている。本研究ではウサギ同種肋軟骨柱移植を用いた損傷成長軟骨帯の再生実験を行った。部分成長軟骨帯損傷モデルを作成し移植実験を行い、画像評価及び組織学的評価を行った。画像評価では肋軟骨柱移植群では対照群に比較して有意に下肢変形の改善を認めた。組織学的評価において肋軟骨移植群では骨性架橋部位の減少を認め、移植部位に柱状の層構造を有しサフラニンO染色で濃染される軟骨基質を有した軟骨様細胞の再生を認めた。以上から成長軟骨帯損傷に対する肋軟骨柱移植が有効であることを証明することができた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

小児期の成長軟骨帯損傷は四肢長管骨の変形や短縮をもたらし、大きな障害を呈することがある。このことから損傷した成長軟骨帯の再生を目的とした治療の開発が期待されている。損傷軟骨自体の再生を主目的とする治療は臨床応用されておらず、社会的意義の高い研究である。従来は人工物などを充填することで変形増悪を予防する治療が行われている。少数ではあるが、細胞移植等も試みられているが事前の組織採取や多量の細胞培養をようする欠点がある。そこで組織移植による成長軟骨帯再生を目指した研究を行い、より安全で早期に臨床応用に繋がる研究である。

報告書

(3件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2021-02-19  

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