研究課題/領域番号 |
18K16664
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
小松 哲郎 九州大学, 生体防御医学研究所, 特任助教 (70614824)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | ヒストンバリアント / 骨格筋分化 / エピジェネティクス / クロマチン / 骨格筋 |
研究成果の概要 |
ヒストンバリアントH3.3は初期発生、分化における選択的遺伝子発現制御に不可欠な役割を担っている。本研究では、H3.3にアミノ酸配列の酷似した「H3.3サブバリアント」のうち、骨格筋において発現するH3mm18の機能解析を行った。マウスや培養細胞を用いた解析から、H3mm18は分化誘導に伴う骨格筋関連遺伝子群の発現変動を制御することが明らかとなった。また、生化学的な解析から、H3mm18自身は安定的にクロマチンに取り込まれないものの競合的にH3.3のクロマチンへの取り込みを阻害することで筋分化を負に制御する可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、クロマチン構造の最も基礎的な構成因子であるヒストンの多様性が組織の形成、維持に重要な役割を果たしている可能性を示した。特に、クロマチンに安定的に取り込まれないヒストンバリアントの詳細についてはほとんど報告されておらず、本研究におけるH3mm18の機能解析により新規のクロマチン構造制御の分子機構の存在が示唆された。
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