研究課題/領域番号 |
18K16672
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
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研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
清水 隆昌 奈良県立医科大学, 医学部, 学内講師 (70464667)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 間葉系幹細胞シート / 末梢神経 / 神経再生 / 血管柄付き神経 / 自家神経移植 / 自家神経 / 血管柄付き神経移植 / 間葉系幹細胞 / 末梢神経再生 / 神経移植 / 微小血管外科 / 血管柄付き筋膜脂肪弁 / ハイブリッド型自家神経 |
研究成果の概要 |
神経再生誘導管(以下人工神経)や同種神経は、近年自家神経に代わる新たなマテリアルとして開発されているが、iPS細胞や各種成長因子を添加させても自家神経移植に及ばないのが現状である。本研究は、再生医療技術を用いて自家神経の移植片に血流を付加させることである。大腿骨から採取・培養した骨髄間葉系細胞や間質細胞(Bone Marrow Stem/Stromal Cells ; BMSCs)をシート状に採取し、自家神経移植後に巻くことで、自家神経移植単独と比較して神経再生が促される可能性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
神経が損傷された場合に、最も再生が期待できるマテリアルは自家神経であるが、再生可能な距離は数㎝と限界があり、長い欠損部やレシピエント側の神経が太い場合には移植片内部に供給される血流を確保できない。最も再生能に優れた神経移植は、自家神経に栄養血管を付加させた『血管柄付き神経移植』である。しかし、遊離血管柄付き神経移植術は極めて高度な技術が必要であり、一般的には臨床応用が進んでいないのが現状である。再生医療技術で作成した細胞シートを自家神経と組み合わせることで経再生を促進させることができ、新たな治療法となる可能性が示唆された。
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