研究課題/領域番号 |
18K16691
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56030:泌尿器科学関連
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研究機関 | 関西医科大学 (2019-2021) 京都大学 (2018) |
研究代表者 |
齊藤 亮一 関西医科大学, 医学部, 講師 (30792270)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 膀胱癌 / 尿路上皮癌 / マウス / PD-L1 / 免疫療法 / 腫瘍免疫 / 化合物スクリーニング / 癌免疫療法 / 同系移植モデル |
研究成果の概要 |
転移性膀胱癌に対する治療は免疫療法の登場により治療成績が向上した。しかし免疫療法の有効率は30%程度であるため、その有効性増強が求められている。本研究ではまずPD-L1発現量を制御することが知られている既存のリン酸化酵素阻害剤と新規の薬剤を抽出した。さらに報告者が新規に樹立したマウス膀胱がんモデルを用いて、これらの薬剤が免疫療法薬剤との併用で治療効果を増強するかを検討したところ、上乗せ効果をわずかに認めたが、統計学的有意差は認められなかった。TCGAデータではPD-L1高発現症例でLAG3、TIGITなどのPD1経路以外の免疫チェックポイントが活性化しており、本研究での耐性機序の可能性がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
PD-1経路に着目した免疫チェックポイント阻害剤(ICI)は様々な癌腫の治療成績を向上させたが、奏効する症例は膀胱癌を含め概ね30%程度に過ぎない。そのため、ICIの治療効果をどのように増強するかが重要であり、新規免疫チェックポイント分子を標的とした治療開発が進んでいる。本研究ではPD-L1分子の発現制御によるPD1阻害の増強を目指したが、有意な上乗せ効果は認めなかった。遺伝学的解析からは、LAG3やTIGITなど別系統の免疫チェックポイント分子の阻害と組み合わせるほうがPD1経路阻害効果を増強可能かもしれない。今後は新規チェックポイント阻害剤とPD1阻害剤の併用効果を検討していく予定である。
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