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T細胞レパトア解析を用いた免疫チェックポイント阻害剤奏功早期予測マーカーの探索

研究課題

研究課題/領域番号 18K16695
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56030:泌尿器科学関連
研究機関大阪大学

研究代表者

木内 利郎  大阪大学, 医学系研究科, 招へい教員 (30747069)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
キーワード免疫チェックポイント阻害薬 / バイオマーカー / 腎癌 / 免疫 / 末梢血単殻細胞 / レパトア / T細胞
研究成果の概要

進行性腎細胞癌に対してニボルマブを投与した患者20名より、投与前、投与後の末梢血Peripheral Blood Mononuclear Cells(PBMC)を経時的に採取した。PBMCよりRNAを抽出し、T細胞受容体(T cell receptor, TCR)レパトア解析を施行したところ、奏効例では高頻度な特定のT細胞クローンが投与開始1ヶ月後、3ヶ月後で有意に増加していた。以上からTCRレパトア解析による末梢血T細胞のクローン数の増減などを把握することで、免疫チェックポイント阻害薬治療後早期に奏効を予測するバイオマーカーとなり得ることが示された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

現在多くの癌腫において免疫チェックポイント阻害薬(ICI)が適応となったが、奏効率は20-30%と限定的であることや重篤な免疫関連副作用が出現する例もあり、奏効予測マーカーの開発が急務である。我々は進行性腎細胞癌においてPD-1阻害剤を使用した症例において、末梢血T細胞のTCRレパトア解析を行った。その結果、奏効例では、末梢血中でも治療後早期に特定のT細胞クローンが増加した。末梢血T細胞のクローン数の増減などを把握することで、ICI治療後早期に奏効を予測できる可能性が示された。

報告書

(3件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2021-02-19  

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