研究課題/領域番号 |
18K16696
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56030:泌尿器科学関連
|
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
王 聡 大阪大学, 医学部附属病院, 医員 (70783893)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
|
キーワード | 免疫チェックポイント阻害薬 / プロテオーム解析 / エクソソーム / 免疫チェックポイント阻害剤 / 免疫細胞 / 腎癌 / 網羅的タンパク解析 |
研究成果の概要 |
進行性腎細胞癌患者および健常人のPeripheral Blood Mononuclear Cell(PBMC)よりフローサイトメトリーにてCD4+/CD8+/CD4+CD25+T細胞を分取し、LC-MS/MS法による網羅的プロテオーム解析を行い、癌患者に特徴的な増減を示すタンパクを同定した。今後は進行性腎細胞癌に対して免疫チェックポイント阻害薬を投与した患者より経時的に採取した血漿を用いて、候補タンパクの定量を行い、免疫チェックポイント阻害薬の奏効を予測するバイオマーカーを同定する予定である。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在腎細胞癌を含む多くの癌腫において免疫チェックポイント阻害薬(ICI)が適応となったが、奏効率は限定的であり、奏効予測マーカーの開発が急務である。我々は進行性腎細胞癌において健常人と比較し、有意に増減する候補タンパクを同定しており、現在PD-1阻害剤を使用した症例において、経時的に採取した血漿を用いて、先述の候補タンパクの定量を試みている。これにより奏効例に特徴的な候補タンパクの変化が認められれば、ELISA法などによる非侵襲的な奏効予測マーカーの確立に繋がる。
|