研究課題/領域番号 |
18K16698
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56030:泌尿器科学関連
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
丸山 雄樹 岡山大学, 大学病院, 医員 (00803850)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 虚血再灌流障害 / 腎移植 / 水素ガス / ヘリウムガス / 虚再灌流障害 / 水素 / 腎虚血再灌流 / ヘリウム / 虚血再灌流 / 腎臓 |
研究成果の概要 |
腎虚血再灌流障害は腎移植の成績に重大な影響を与える合併症である。近年、水素の抗酸化作用が注目され、虚血再灌流障害の軽減に有効と報告があるが、ガス吸入による腎保護作用は不明である。ヘリウムに関しても虚血再灌流障害での保護作用は同じく不明であり、今回各々のガス吸入による腎保護作用を検討した。 マウス腎虚血再灌流障害モデルを作成し、各群の腎障害の程度を検討したが、水素ガス、ヘリウムガス吸入による明確な腎保護作用は確認できなかった。虚血再灌流障害は、体温や虚血時間が重要であり、それらの条件を変えて行ったが同様であった。今後は、ガスの組成濃度を変えた検討が必要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
腎虚血再灌流は、腎移植のみならず、腎血流の減少を来たす広範囲な疾患に影響を及ぼす重大な病態である。現状、対症療法しかなく、新たな治療法の開発が急務である。本申請研究により、1.3%という比較的低濃度の水素ガス、ヘリウムガス吸入で明らかな腎保護作用を確認できなかったという結果は、新知見であり、腎虚血再灌流障害の機序の解明に役立つと考えられる。今後、ガスの組成濃度を変えた研究を推進することにより、さらなる治験が得られることが期待できる。
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