研究課題/領域番号 |
18K16718
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56030:泌尿器科学関連
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
野呂 大輔 弘前大学, 医学研究科, 客員研究員 (60793635)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | オステオポンチン / 糖鎖 / レクチン / 尿路結石 |
研究成果の概要 |
本研究では、結石形成に伴うOPN糖鎖構造変化を詳細に解析し、糖鎖性バイオマーカーによる結石診断法や治療応用のための基礎的解析を目的とした。尿路結石患者では健常者と比較して、尿中OPN濃度は有意に減少したにも関わらず糖鎖変異OPN(Gal3C-S-OPN)が有意に増加していた。尿路結石の有無とGal3C-S-OPN量が関連していることから、OPN糖鎖変異が尿路結石診断、再発予測に関する糖鎖性バイオマーカーに成り得る可能性が示唆された。これらの成果をIJMSに発表した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我が国では100人中6人、欧米では20人にも達する国もみられ、生産年齢の男性に多く、その成因の究明と再発予防法の確立は急務である。本研究で得られた成果として、尿路結石患者では健常者と比較して、尿中OPN濃度は有意に減少したにも関わらず糖鎖変異OPN(Gal3C-S-OPN)が有意に増加していた。尿路結石の有無とGal3C-S-OPN量が関連していることから、OPN糖鎖変異が尿路結石診断、再発予測に関する糖鎖性バイオマーカーに成り得る可能性が示唆された。尿路結石は、再発が多く結石形成の再発予測ができれば、患者のQOLを改善するバイオマーカーとなり、社会的意義は、非常に大きい。
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