研究課題/領域番号 |
18K16723
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56030:泌尿器科学関連
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
新井 隆之 千葉大学, 医学部附属病院, 医員 (40793055)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | マイクロRNA / 癌抑制型マイクロRNA / 腎細胞癌 / miR-532-5p / miR-532-3p / AQP9 / マイクロRAN / miR-455 / miR-532 / SKA1 / SKA3 / miR-455-5p / miR-455-3p / microRNA / 治療抵抗性腎細胞癌 |
研究成果の概要 |
我々の腎細胞癌細胞におけるマイクロRNA発現プロファイルの中で、発現が低下しているmiR-532-5p/3p(ガイド鎖/パッセンジャー鎖)に着目した。これらマイクロRNAの低発現は、臨床的に腎細胞癌患者の予後不良と有意に関連しており、その過剰発現は腎細胞癌細胞の進展性を顕著に阻害した。この2つのマイクロ RNAが共に標的とする癌促進遺伝子候補としてAQP9を同定した。AQP9は腎細胞癌臨床検体組織で発現が亢進しており、knockdown assay及びrescue assayの結果から、その癌促進的機能を証明した。miR-532/AQP9軸が腎細胞癌細胞の進展に重要であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の解析対象となるマイクロRNAは、これまで論文報告が殆ど無く、これらマイクロRNAが制御する分子経路の探索は、学術的新規性を有している。また、本研究成果で得られたマイクロRNAや分子は、腎細胞癌における新規予後バイオマーカーや治療標的としての可能性を秘めており、本疾患の分子機構解明に有益な情報を提供できると考える。
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