研究課題/領域番号 |
18K16739
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56030:泌尿器科学関連
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
竹島 徹平 横浜市立大学, 附属市民総合医療センター, 助教 (80811603)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 男性不妊症 / プロテオミクス / バイオマーカー探索 / 特発性男性不妊症 / プロテオーム解析 / 精子 / 精索静脈瘤 / 造精機能障害 / 酸化ストレス / 男性不妊 / タンパク質解析 / 精子DNA / 精子DNA断片化 |
研究成果の概要 |
バイオマーカー候補として精子形成関連タンパク質(ミトコンドリア機能に関連)であるタンパク質A、てんかん関連タンパク質(繊毛・鞭毛に関連)であるBが特発性男性不妊群で発現低下していることが示唆された(Western Blotで検証済み)。
抗がん剤投与による造精機能障害患者と特発性造精機能障害患者の精子に発現するタンパク質を比較定量し、抗がん剤投与群でてんかん関連タンパクや酸化ストレス関連タンパクが高発現していることが示唆されたがWBで検証されず。今後は抗がん剤投与後に造精機能障害を有する患者と抗がん剤投与後に精液所見正常であった患者の精子中のタンパク質を定量比較する予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在、我が国において合計特殊出生率は減少の一途を辿っており、深刻な少子化が進んでいる。現在5-6組に1組のカップルが不妊と考えられており、その原因の約半数が男性因子が関与している。 男性不妊の約半数が原因の特定が困難である特発性男性不妊症であり、病態が不明であるがゆえに治療介入が困難であるという現状がある。 そのため、特発性男性不妊症の原因解明および治療法の開発目的に精液中(精子・精漿)のバイオマーカーとなるタンパク質を同定するために本研究を行い、複数のマーカー候補となるタンパク質を同定した。今後検証を重ね、特発性男性不妊症の治療法確立に繋げていきたいと考えている。
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