研究課題/領域番号 |
18K16749
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56030:泌尿器科学関連
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研究機関 | 東邦大学 |
研究代表者 |
舘野 冬樹 東邦大学, 医学部, 助教 (30565213)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | パーキンソン病 / 排尿機能障害 / ドパミントランスポータ―画像 / 下部尿路機能 / 線条体 / 下部尿路障害 / 脳脊髄液内alhpa-Synuclein濃度測定 / 排尿障害 / 大脳基底核・線条体変性 |
研究成果の概要 |
パーキンソン病(PD)の排尿障害は、前頭前野-大脳基底核ドパミンD1系の関与が、動物実験より示唆されているが、臨床例での病態機序はまた明らかではない。 ドパミントランスポータ―画像とウロダイナミクスを組み合わせ、PDのドパミン神経変性と排尿障害との関連の検討をした。PD患者の膀胱容量がドパミン神経変性と相関する事を初めて報告し、黒質細胞のドーパミン機能は直接的に蓄尿の制御に関連している事を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在の研究はパーキンソン病の自律神経障害について、具体的には排尿障害・排便障害・起立性低血圧の臨床病態の検討並びに治療研究を行っている。パーキンソン病の自律神経障害は患者のQOLを著しく損なうだけでなく、重度の感染症や失神転倒などによる骨折で寝たきり状態となり得る原因を作る大きな問題であり対策が重要と考えている。 本研究は、線条体系機能が運動のみならず排尿の中心的機能を担っていることを明らかにした。しかし、抗パーキンソン病薬が排尿障害に与える影響はまだ不明な部分が多い。今後症例を集積していく中で、個々の運動障害・排尿障害などに対し画像所見などによる結果が治療方針の一助に出来ることを目指していく。
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