研究課題/領域番号 |
18K16768
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56040:産婦人科学関連
|
研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
武内 大輝 三重大学, 医学系研究科, 助教 (50739612)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | 生殖医療 / 再生医療 / ミュラー管上皮細胞 / 体腔上皮細胞 / 中間中胚葉細胞 / 中間中胚葉 / 体腔上皮 / ミュラー管様上皮細胞 / WT1陽性細胞 / iPS細胞 / BMP経路 / ヒトiPS細胞 / BMP経路 / 子宮内膜細胞 / 新規不妊治療法 |
研究成果の概要 |
不妊治療は少子高齢化が進む我が国によって喫緊の課題であるが、子宮内膜機能不全に対する治療法は未だ改善に乏しい。我々は不妊因子の中でも雌性生殖器由来の不妊の新規治療法の開発を目指して、多能性幹細胞から雌性生殖器の初期発生に重要なミュラー管上皮細胞への誘導系の開発を試みた。ミュラー管上皮細胞への誘導は詳細が不明であるが、申請者はBMP経路とレチノイン経路に着目し、中間中胚葉~体腔上皮細胞~ミュラー管上皮細胞の誘導に、FGF経路とレチノイン酸経路の活性化とBMP経路の阻害を同時に実施する事が重要である事を明らかにした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでミュラー管の詳細な発生機序は不明であったが、本課題においてミュラー管上皮細胞の発生・誘導には、FGFシグナル経路とレチノイン酸経路の活性化に加え、BMP経路の阻害が重要である事を実証した。これらの発見は、更なる機序解明のための重要な知見となり学術的意義は大きいと考えられる。また不妊治療において過去20年であまり改善していない妊娠率を向上させるため、技術開発のための研究ツールを提供するだけでなく、移植細胞療法や再生医療などへの応用も期待でき、社会的な意義も大きいと考えられる。
|